開催数 | 36 | 主催支部 | 東京城西支部 | ||
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開催場所 | 富士小山ゴルフクラブ |
大会の優勝者 | |||
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優勝者 | 赤坂敬夫(城西) | スコア | アウト43 イン42 グロス85 HDCP15 ネット70 |
第36回城西支部大会の結果をご報告いたします。
順位 | 氏名 | スコア | グロス | H/C | NET |
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優勝 | 赤坂敬夫(城西) | 43・42 | 85 | 15 | 70 |
準優勝 | 鳥山 剛(城東) | 41・39 | 80 | 9 | 71 |
3位 | 鈴木和雄(湘南) | 45・43 | 88 | 15 | 73 |
優勝者コメント 赤坂敬夫さん(城西)
私は2007年に日本レフティゴルフ協会東京城西支部に入会させていただきました。デビ ュー試合は、その年の3月に相模湖カントリークラブで開催された支部大会だったと記憶 しています。
そのときの1番スタートのティーグランドでの私は、まるでクラブ対抗の試合に臨んだ ときのように緊張と不安でいっぱいでした。というのも、当協会の提唱者が川上哲治氏(現 名誉会長)であることと、入会したばかりの新参者なのに細田支部長(当時)とご一緒し て回るということで、手に脂汗がにじむほどでした。無我夢中で回ったラウンドがようや く終わってパーティーの席で紹介され、挨拶を終えたときに、やっと会員になれたという 誇りと嬉しさが湧いてきました。
その後も、どんなに忙しくても仕事の予定をヤリクリして城西支部大会だけは必ず出席 するようにしておりました。あるとき毎回の成績表を見ると、優勝者は二桁アンダー、上 位陣もみんなアンダーです。これには驚きました。当時、私のハンデはJGAの7でした ので、優勝どころか上位にも入れない。ところが見回すと、城西支部には川上さんの背番 号16に因んだ川上賞があるではないですか。とても名誉ある賞ですから、これを狙うこ とに決めて毎回挑戦しました。けれども、ぜんぜん手が届きません。結局のところ天に任 せてゴルフを楽しむしかないと開き直りました。
その後、首都圏4支部共通ハンデの見直しがなされ、私のハンデも調整されたので「こ れなら優勝も狙える」と希望が湧いてきました。
そのお陰で、高松グランドカントリークラブで開催された第14回日本アマ・レフティゴ ルフ選手権のスーパーシニア部門で優勝をさせていただき、さらに神奈川のレイクウッド ゴルフクラブで行われた第17回でも優勝を成し遂げることができました。
私は「優勝」という2文字を噛みしめ喜びに浸りました。もしも戦いの最中に“悔しさ” を一度も感じることがなかったら、果たして優勝できたかどうか分かりません。“悔しさ” があったからこそ試練の境地を脱することができました。私にとって「城西支部の例会」 は、自分自身に打ち勝つための試練の場でした。そういう意味でも、この優勝は私のゴル フ人生の中で思い出に残る貴重な1ページになりました。
私が常々心の糧としている言葉があります。「人間は自分が敗れたときこそ数々の教訓を 得るものだ。私は勝った試合からは、かつて何ものも得ることはなかった」。ボビー・ジョ ーンズというゴルファーが言ったこの言葉を、私は今でも大事にしながらプレーをしてお ります。
私も70歳を過ぎましてグランドシニアへの仲間入りを果たしました。現在は76歳の後 期高齢者。隠居の身となってからはラウンドする日々が増えたこともあり、スコアがシン グル時代に戻りつつあるようです。これまで城西支部の多くの方々とプレーする機会を得 たことに心から感謝するとともに、これからもいっそうのご交誼をお願いします。
世界レフティゴルフ協会